ダイノックシートは手軽にお部屋のイメージを帰れる便利な商品として近年身近な存在になりました。
施工をする中で質問されることも多く今回はよく聞かれる質問事項をまとめました。
ダイノックシート施工をするうえでよく聞かれる質問をまとめました。
ダイノックシートに興味がある方は一度見ていただくと施工する場所やメンテナンス、メリット・デメリットがわかると思います。
ダイノックシートの防水性は?
塗装は、種類や環境条件によっては予想以上に早く劣化することがありますが、ダイノックシートは防水仕様のため、長持ちするのが特徴です。そのため、ダイノックシートを施工することで、美観を長期間にわたって維持することが可能です。
また、ダイノックシートの耐久性と防水性によって、メンテナンスの手間や費用を抑えることができるというメリットもあります。これにより、長期的に見てコストを削減しながら、美しい外観を保つことができるでしょう。
ダイノックシートはアルコールで拭いても大丈夫?
3M™ ダイノック™ フィルムは塩化ビニール樹脂系のため、アルコールなどで拭き掃除をしても、液剤がフィルム内に染み込むことはありません。そのため、消毒薬で拭くことは問題ありません。ただし、強力な溶剤や研磨成分を含む消毒薬は、フィルム表面を傷つける可能性があるため、使用を避けたほうがよいでしょう。
消毒薬を使うときは、フィルム表面に適していることを確認し、柔らかい布で優しく拭くようにしてください。表面を強く擦らないように注意しながら、清潔に保つことが大切です。
ダイノックシートの掃除にシンナーは使えますか?
ダイノック™ フィルムを清掃する際の注意点は以下の通りです。
洗剤の選択
強アルカリ性洗剤や強酸性洗剤、シンナーなどの有機溶剤は、フィルム表面を傷つける可能性があるため、使用を避けてください。
清掃用具
柔らかい布やスポンジタワシなどを使って清掃してください。研磨剤の入ったスポンジや、固いタワシはフィルム表面に傷をつけるので、絶対に使用しないようにしましょう。
洗剤の除去
清掃後は、ダイノック™ フィルム表面に残った洗浄剤を、水できれいに拭き取ることが重要です。洗浄剤が残ったままだと、フィルムの耐久性に影響することがあります。
これらの注意点を守りながら、ダイノック™ フィルムを清掃すると、表面の状態を長く保つことができます。
ダイノックシートを剥がす場合
ダイノックフィルムを剥がす必要がある場合、次の手順に従ってください。
切れ目を入れる
ダイノックフィルムに幅20cm間隔で切れ目を入れます。この際、下地を傷めないように注意してください。
加熱して軟化
家庭用ヘアドライヤーで、ダイノックフィルムを温めて軟化させます。これは、フィルムを剥がしやすくするためです。
フィルムを剥がす
切れ目を入れたダイノックフィルムを、短冊状に剥がしてください。フィルムが軟化しているため、ゆっくりと慎重に剥がすと、下地へのダメージを最小限に抑えられます。
接着剤の除去
フィルムを剥がした後、下地に粘着剤が残ることがあります。この場合は、シンナーやクリーナーを使って、残った接着剤を取り除いてください。
これらの手順を踏むことで、ダイノックフィルムを適切に剥がすことができます。特に、下地を傷めないように注意しながら作業してください。
ダイノックシートを施工できない場所は?
ダイノックフィルムが貼れない下地基材には、以下のような素材があります。
木材(ムク材)
ムク材のような木材は、ダイノックフィルムとの相性が悪く、適切に接着できません。
金属(銅・真ちゅう・鉛・錫)
これらの金属は、フィルムとの接着が難しいため、ダイノックフィルムには向いていません。
一部プラスチック(軟質塩ビ・ポリエチレン・ポリプロピレン・ナイロン・ゴム類・シーリング剤)
軟質素材やゴム類、シーリング剤なども、ダイノックフィルムの接着には適していません。
これらの下地基材には、ダイノックフィルムを貼らないようにしてください。貼れない素材にフィルムを使用すると、剥がれや不具合が生じる可能性があるため、フィルムを施工する前に、適切な下地を確認することが重要です。
ダイノックシートが浮いてしまう原因と対応策
低温になると、ダイノックフィルムの粘着力が低下し、密着不良によるシートの膨れや浮きが発生することがあります。施工現場の環境温度が低い場合は、以下の方法で対処してください。
環境温度を上げる
施工現場の環境温度を上げるため、暖房を利用するなどして室温を適切なレベルに保ちましょう。
下地を温める
下地が冷たいと、フィルムの密着が悪くなるため、下地を温めることも重要です。ヒーターなどで、適度に温めるようにしてください。
ドライヤーの併用
フィルム自体を温めるため、家庭用ドライヤーを使って温度を上げながら、圧着してください。これにより、フィルムが適切に密着しやすくなります。
これらの対策を実施することで、ダイノックフィルムの粘着力を高め、シートの膨れや浮きの発生を防ぐことができます。施工時には、環境温度や下地の状態に注意して、適切な温度管理を行うようにしましょう。
ダイノックシートの耐用年数は?
ダイノックフィルムの耐用年数は約10年とされていますが、施工場所によっては、熱割れやひび割れなどの劣化が早まることがあります。たとえば、直射日光が強い場所や極端な温度変化がある環境では、フィルムの寿命が短くなる可能性があります。
ダイノックフィルムを長持ちさせるためには、適切な場所を選び、施工後も定期的なメンテナンスを行うことが重要です。また、フィルムが劣化しやすい環境では、早期の交換や補修を検討することも有効です。施工場所や使用環境に注意し、ダイノックフィルムの耐用年数を最大限に活かすようにしましょう。
SINではダイノックシートの施工を承っております。お気軽にご相談ください。